【2023年3月最新】楽天RPP広告の費用や設定・分析方法まで徹底解説

楽天RPP広告とは

楽天RPP広告とは、楽天が提供する検索連動型の広告です。広告主になることで、Googleのリスティング広告と同じように、検索窓の下に表示させることができます。表示箇所はPCで上から4枠、スマートフォン用webサイトで上から6枠、アプリでは上から5枠に掲載され、PRマークがつきます。月額5,000円〜、CPC(1クリック)10円〜出稿可能です。

楽天RPP広告の特徴

楽天が蓄積したデータをもとに、楽天に訪れる個々のユーザーに最適化された広告を配信することが可能です。RPP広告はCPC(cost per click)の課金方式を採用しており、実際にクリックされた分のみ広告費がかかります。広告のクリック数やコンバージョン数などの重要な指標を計測することで、広告のパフォーマンスを把握し、改善することが可能です。

広告費の考え方

仮に、現在の売上100万円で単価5,000円の牛肉のケースを想定します。目標売上が200万円、

予算が10万円、転換率が5%(推定値)とした場合、追加で必要な販売数とアクセス数は下記になります。

・販売数=100万円÷5000円=200

・アクセス数=200÷0.05(CVR)=4,000

最低でも4,000のアクセスを集めるために、10万円の広告費をかけることになるのでCPCの上限設定は25円になります。

・10万円÷4,000=25

一方でCPCが10円以下になる場合もあります。上記で転換率の推定値が1%だった場合、CPCは5円になり、概算では現状の予算で目標売上を達成することは難しいという結果になります。その場合は転換率を上げるために、より牛肉を買ってくれそうな消費者向けにキーワードを再設定したり、セールをセットで行うことで転換率がアップするような戦略を練り直します。

・アクセス数=200÷0.01=20,000

・CPC=10万÷20,000=5

楽天RPP広告の設定方法

1楽天RMSにログインし、広告・アフィリエイト・楽天大学を選択

2広告(プロモーションメニュー)を選び、検索連動型広告(RPP)をクリック

3キャンペーンから新規登録をクリック

具体的な予算やCPC欄に関しては、上記で算出した数値をもとに入力します。

4商品・キーワード設定・除外商品

分析・評価方法

パフォーマンスレポートより期間やキャンペーンの絞り込みを設定し、検索・ダウンロードボタンで広告の運用実績を見ることができます。クリック数・CVR・ROASの数値確認で簡易的な分析が可能です。広告出稿前に計画したものと比較し、クリック数が足りなければキーワードやCPCを調整します。CVRが低ければ、キーワードの変更をしたり、キャンペーンとセットにするのも選択肢の一つです。これらの仮説・検証を繰り返しながらROAS(広告からの売上÷広告費×100)を最大化していきます。

まとめ

楽天RPP広告は、楽天が提供する検索連動型の広告で、楽天に訪れるユーザーに最適化された広告を配信することができます。クリック数やCVRなどの指標を計測してパフォーマンスを把握し、改善することができます。商品や時期によっても異なりますが、楽天市場で売上を上げる手段の一つなので、試してみるのも良いかもしてません。